繰り返される議論
たまに日常で見かけるかもしれない屁理屈な議論について
例えば自分の決め事を押し付ける場面
A「俺はいつもこうしてるから、こういうルールでしろ」
B「人に自分のルールを押し付けるな」
A「お前こそ人にルールを押し付けるな」
これを繰り返したら
A「俺はいつもこうしてるから、こういうルールでしろ」
B「人に自分のルールを押し付けるな」
A「お前こそ人にルールを押し付けるな」
B「お前こそ人にルールを押し付けるな」
・・・
この思考だと永遠にこれが繰り返され終わらない
お互いが間違ったことは言っていないように思える
ただどちらかが間違っているのかもしれない
この発言ではどちらに勝算があるのか
それについて考える
それぞれのルールをルールA、ルールBとする
A「俺はいつもこうしてるから、こういうルールでしろ」
ここでルールAが適用される
B「人に自分のルールを押し付けるな」
ここでルールBが適用され、ルールAが消える
A「お前こそ人にルールを押し付けるな」
ここでBの矛盾に気づいたAの発言で、ルールBが消える
ということはAの思考が勝ち、ルールAが適用されるのか?
しかし、ここで最後のAの発言「ルールを押し付けるな」が適用されるならば、A自身の発言であるルールAも適用されなくなってしまうことになるだろう
つまりルールを押し付けるなという発言は、それぞれのルールをかき消してしまうものであり、Aの最後の返しは、Bの考えを手助けしてしまったということになる
従って、このような幼稚なやり取りの中では、Aには勝ち目がないことがわかる
結局は、人に何かをお願いする時は、先輩後輩関係なく、ちゃんと伝わる理由を添えてお願いしよ〜